Cortio 夢のような現実世界。
2月 22, 2009 7:17 am 日本での生活軽やかかつ、しなやかに人はとべるのだ。
1人の天使が上空から舞い降り、
ルネッサンス時代を象徴するような衣装を身に纏った
40名にも及ぶ女性、男性、女の子、男の子が会場を右往左往に走り回る。
親愛なる紳士の葬式に涙は似合わない。笑って送り出すために彼らは舞う。
2月22日の日曜日、人で賑わう原宿でCortio(コルティオ)のショーを初めて見た。
特別に設置された円形のテントの中心には、1本に伸びたステージがある。
舞台裏というものがなく、観客が中心を囲むように360度に座る。
カップル、夫婦、家族と老若男女問わず、一つのショーを楽しめるのがサーカスの醍醐味だ。
ショーは独立した種目の連続ではなく、全体に一つのストーリーがある。
種目の合間に道化師やスタッフによる少ない会話から、観客は自分なりに物語を解釈していく。
自分達の心の中で、自分だけの物語が出来上がっていくのだ。
前半、後半で約10の種目が披露され、
各種目で使う道具がベッドに見立てたトランポリン、シャンデリアでの空中アクロバット、綱渡りなどでどれも独創的だ。
ショーを見ていて浮かんだ言葉は「凄い」ではなく、「綺麗」。
スタッフ全員が四肢を最大限に動かし、踊り、舞っている。
そこには体操だけでは決して生み出せない優美さやしなやかさがあった。
天井から垂れている2枚の布をうまく体や手首に巻きつけ、空中でくるくる回ったり、
ポーズをとる女性の姿はまるで天の羽衣を纏った天女さながら。
ステージ脇で演奏されている音楽に体を乗せ、縦横無尽に踊り、側転し、バック転をする。
難しいことのはずが単純に、楽しそうにこなすのだから、見ている方も試してみたくなる。
観客に最高のパフォーマンスを。
彼らのプロ姿勢に感化され、自分も何かしらのものを極めた人になりたいと思った。
